褒める VS 叱る? 犬の躾の正解とは・・・?

しつけ
2026.08.05|更新 2026.08.06|3 MIN READ|DOBERMANN / PRAISE OR CORRECTION

Threadsに投稿したら、思っていた以上に意見が割れた

犬のしつけについて短い投稿をした。「褒めて伸ばす派」と「時にはしっかり叱る派」で意見が分かれると思う、という内容だ。正直、ここまで反応があるとは思っていなかった。コメント欄を読んでいて気づいたことがあるので、ちゃんと文章にして残しておきたい。

多くの人が書いていたのは、「怒鳴ったり怖がらせたりするのはダメ」「でも、はっきり『ダメ』と伝えるのは、しつけであって虐待じゃない」という考え方だった。これ、実はすごく大事な線引きだと思う。

「褒めるだけでいい」という専門家の立場

まず、世界の専門家がどう考えているか見てみる。アメリカ獣医動物行動学会(AVSAB)は、犬のしつけについて「ご褒美を使った方法だけを使うべきだ」とはっきり声明を出している。良い行動をした時にご褒美をあげるやり方が一番効果が高くて、犬の心への負担も一番少ない、という内容だ。

逆に、叱ったり体を使って押さえつけたりするやり方は、犬の中に不安や恐怖心を増やしてしまうリスクがあると指摘していて、これはどんな犬種でも例外を認めていない。つまり「褒めて伸ばす」は根性論でも甘やかしでもなく、ちゃんとした裏付けのある方法だということだ。ここは誤解しちゃいけないところだと思う。

(出典: American Veterinary Society of Animal Behavior)

それでも「ダメ」と言う瞬間が必要だという意見

一方で、海外のドッグトレーナーの中には「褒めることと、はっきり伝えることは両立する」という立場を取る人たちもいる。特に、体が大きくて力の強い犬、興奮しやすい犬を扱うトレーナーからは、「ご褒美だけだと、気持ちが逸れている時や興奮している時に呼び戻せない」という指摘が出ている。安全に関わる場面で確実に犬を止められるかどうかは、飼い主にとって切実な問題だ、という話だ。

この考え方では、「ダメ」と伝えることは罰ではなく「情報」として扱われる。人間の子育てで言う「車が来るよ、危ない」に近い感覚らしい。褒めることをやめるわけじゃなく、危険な場面だけはっきり止める、というイメージだ。

(出典: PetMD)

ベルを見ていて、俺が思うこと

うちはベルを見ていて、この「危険な場面だけはっきり止める」という感覚に、かなり納得している。ドーベルマンは体も大きいし、本気で興奮した時のパワーは、生半可な力じゃ止められない。だからこそ普段は褒めることを大事にしているけど、絶対に譲れない場面では、はっきり「ダメ」だと伝えるようにしている。

これは、ベルを怖がらせたいわけでも、力で押さえつけたいわけでもない。むしろ逆で、信頼関係を壊さないために、安全に関わる一線だけはブレずに伝えるということだと思っている。優しさと、はっきり伝えることは、本当は対立するものじゃないんじゃないか。今のところ、それが俺の答えだ。

結局、分かれ目はどこにあるのか

Threadsのコメントを読んで思ったのは、「褒める派」と「叱る派」は、実はそんなに対立していないんじゃないか、ということだった。みんなが本当に嫌がっているのは「怖がらせる叱り方」であって、「はっきり伝えること」自体を嫌がっている人はほとんどいなかった。

線引きがあるとしたら、そこだと思う。感情に任せて怒鳴ったり、力任せに押さえつけたりするのはダメ。でも、危険な場面で毅然と「ダメ」と伝えることは、犬を怖がらせることとは別物だ。

みなさんの家では、この線引きをどこに置いているだろうか。良かったらまたコメントで聞かせてほしい。

ベルの動画はYouTubeチャンネル「狂犬の正体」で見れるので、よかったらのぞいてみてほしい。ブログのトップはこちら。

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