先日、スレッズで「犬に主従関係は必要か」について投稿したら、思った以上に色んな意見が集まった。ちょうどいい機会だから、大型犬・ドーベルマンのベルを飼ってる立場で、この話をちゃんと文章にしてみようと思う。
「主従関係は古い」はどこまで本当か
最近は「犬とは対等なパートナー、上下関係なんて古い」という考え方をよく見かける。気持ちはわかるし、否定するつもりもない。
でも、犬同士の関係を実際に観察した研究を見ると、話はそんなに単純じゃない。オランダの研究チームが群れで暮らす犬たちの行動を細かく分析した調査(PLOS ONE掲載)によると、犬同士の間には実際に「上下関係」を示す行動がはっきり存在していた。立場が上の犬にしか見られない仕草(相手の口元を軽く咥える仕草など)や、逆に立場が下の犬だけが上の犬に対して見せるしぐさ(尻尾を振りながら相手の口元を舐めるなど)が、統計的にはっきり確認されている。
つまり、犬同士の世界には、今でも「誰が上か」という感覚がちゃんと存在してるということだ。人間と犬の関係だけ「完全に対等でなきゃいけない」と考えるのは、犬という動物の性質からすると、俺には少し不自然に感じる。
主従関係がうまくいっていないと、犬はどんな問題行動を起こすのかまとめてみた。
犬がリーダーには見せない態度、格下の犬にだけ見せる仕草ベスト5
ただし、力で押さえつけることとは違う
ここで勘違いしてほしくないのは、「主従関係が必要」というのは、犬を怒鳴りつけたり、力で押さえつけたりする話じゃないということだ。
さっきの調査でも、上に立つ犬がやってることは「暴力で支配する」ことじゃなく、堂々とした姿勢を見せることだった。犬が飼い主を「リーダーだ」と感じるのも、たぶん同じことだと思う。大声を出さなくても態度がブレない、いざという時に頼れる。そういう積み重ねで犬に慕われる。それが本当の意味での主従関係だと俺は思ってる。
「犬は家族」は、飼い主側の感想にすぎない
もう一つ思うことがある。「うちの犬は家族です」というのは、あくまで飼い主側の気持ちの話だ。すごくよくわかる感覚だし、俺自身もベルのことを家族だと思ってる。
でも、道ですれ違う人からしたら、正直そんなことはどうでもいい。「家族だと思ってる」という気持ちよりも、「ちゃんと躾けられてるかどうか」の方がずっと大事なはずだ。飼い主の内側の感情と、外側から見た時の犬の行動は、別の話として考えないといけないと思ってる。
特に強面な犬種は、覚悟を示すところまでが責任
うちのベルはドーベルマンで、正直、見た目だけで「怖い」と思われやすい犬種だ。ピットブルとかも同じだと思う。
こういう犬種を飼うなら、ただ可愛がるだけじゃなくて、「この犬はちゃんとコントロールされてます」と周りに伝わる状態を保つところまでが飼い主の責任だと俺は思ってる。リードの持ち方、姿勢、声のかけ方。そういう細かいところで「この人は覚悟を持って飼ってる」と伝わるかどうかで、周りの人の安心感が全然違ってくる。
まとめ
「主従関係」という言葉だけ聞くと、古くて厳しいイメージがあるかもしれない。でも実際には、力じゃなくて、態度と積み重ねで築くものだと思ってる。特にドーベルマンみたいな強面な犬種を飼ってるなら、慕われる飼い主になることまで含めて、責任なんじゃないかと思う。
元になったスレッズの投稿はこちらから読める。
ベルとの日常はYouTube「狂犬の正体」でも発信中。よかったらチャンネルものぞいてみてください。
kyokench.com


コメント