ドーベルマンって暑さに強よいのか?

しつけ
2026.08.23|3 MIN READ|DOBERMANN / HEATSTROKE RISK

筋肉質で、毛も短くて、見るからにタフそうな犬。ドーベルマンって、そういうイメージで見られることが多い。俺も正直、短毛種だし夏の暑さくらいなら平気なんだろうと思ってた。でも、暑い時期になるとすぐに日陰に入りたくなるし、一度日陰に入ったら中々出て来ようとしない……そこで気になって調べてみたら、むしろ逆だった。ドーベルマンは「暑さに一番やられやすい犬種」の一つに数えられているではないか。

短くて黒い毛が、実は仇になる

犬は人間みたいに皮膚全体から汗をかけない。冷やす手段は基本、パンティング(舌を出してハアハアする呼吸)と、肉球からのわずかな汗だけだ。そのうえドーベルマンは毛が短くて、しかも黒っぽい毛色の個体が多い。短い毛は日差しを遮る役目を果たしにくいし、黒は熱を吸収しやすい。つまり「涼しく過ごすための装備」がほとんど無い状態で、あの見た目の割に夏を迎えてるってことになる。

海外のドーベルマン専門サイトでは、気温が20℃を超えたあたりから不快感や熱中症のリスクが目に見えて上がると言われている。20℃、体感的には別にそんなに暑くない気温だ。ここがまず、思ってたよりだいぶ低い。

夏の日差しの下で息をするドーベルマン

「様子がおかしい」のサイン

AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)がまとめている情報によると、熱中症は体温がだいたい40℃を超えたあたりから始まり、41℃を超えると内臓にまでダメージが出てくるらしい。サインとしては、息が荒くなる、よだれが増える、吐く、下痢、フラつく、そして進行すると歯茎が灰色や紫っぽく変色したり、痙攣を起こして倒れたりする。

正直、「よだれが増えた」くらいだと見逃しそうになる。でもこの段階で気づけるかどうかが、そのあとの分かれ目になるっぽい。

うちのベルはまだ経験したことがない領域だが、ここまで行ってしまったら要注意だ。

対策は、結局「時間帯」と「地面」

コーネル大学の獣医学部が出してる夏の注意点を見ると、対策自体はシンプルだった。

  • 散歩は日が高い時間帯を避けて、早朝か日没後にする
  • こまめに水分補給できるようにする
  • アスファルトは気温よりずっと熱くなる。真夏の路面は50℃を軽く超えることもあるので、肉球を焼く前提で歩かせない
  • 車内に置いていかない(これはドーベルマンに限らずどの犬種でも当たり前の話だけど、念のため)

「アスファルトの温度」って、俺たちは靴を履いてるから気づかないけど、犬は素足で灼熱の道路を歩いてる。って、つい肉球ばかり意識が行きがちだけど、飼い主が感じるアスファルトから受ける暑さと、犬の体高から受ける熱の体感温度も全然違う。

もし様子がおかしくなったら

すぐに日陰の風通しがいい場所に移動させて、常温の水(氷水はNG。逆にショックを起こすことがあるらしい…ってか犬に氷水あげるな…)を肉球・お腹・内股あたりにかける。血管が皮膚の近くを通ってる場所を冷やすのが効くとのこと。それでもすぐ回復しないなら、迷わず病院に連れて行く。

ベルの場合

うちのベルも真っ黒に近い毛色だから、夏場に触ると毛がしっかり熱を持ってるのが分かる。散歩は自然と早朝(遅くても7時〜8時までには家に帰る)か日が落ちてからになってるけど、それが「なんとなく暑いから」じゃなくて、ちゃんと理由のある行動だったんだなと今回調べてて分かった。見た目のいかつさに騙されて、こっちが油断してたら本末転倒だ。強面の犬種だからって、暑さにまで強いわけじゃない。


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