強面の犬種を飼うなら、覚悟しておくべきこと

しつけ
2026.08.08|3 MIN READ|DOBERMANN / THE COST OF LOOKING SCARY

ドーベルマン、ピットブル、シェパード。いわゆる「強面」に見られがちな犬種を飼っていると、SNSや飼い主同士の会話でよく愚痴が出てくる話がある。今日はその話を、ベルと暮らしてる俺の実感も混ぜて書いてみる。

前提として、躾はちゃんと入れてる。それは大前提の話で、ここで言いたいのはその先の話だ。

強面犬種の飼い主が抱える「あるある」

この手の犬種を飼ってる人がよく漏らす愚痴に、こんなものがある。

「犬種差別にあった」「子供連れの人に『食べられちゃうから近づいちゃダメ!』って言われて嫌な気持ちになった」。見た目が怖いというだけで近隣の人に白い目で見られたり、ドッグランに入ったら嫌な顔をされたり、SNSに写真を上げたら心無い批判コメントが飛んでくる。こういう話は、強面犬種の飼い主同士だとあるあるとしてすぐ共感が集まる。

実際、こうした「見た目で怖がられる犬種」は思い込みだけの話でもない。動物福祉団体のASPCAも、犬種を理由に規制する「犬種特定規制(BSL)」の対象としてピットブル系だけでなく、ロットワイラー、ジャーマンシェパード、そしてドーベルマンの名前を挙げている。統計や行動研究よりも、メディアの印象や個別の事件が規制の根拠になりがちだという指摘もある。つまり「怖そうに見える犬」への視線は、この犬たちが実際にどう育てられ、どう躾けられているかとは別のところで生まれてる部分がある、ということだ。

強面に見えるドーベルマン

それでも、覚悟して飼うべきだと俺は思う

じゃあその視線が理不尽だから犬種を選び直せ、という話かというと、俺はそうは思わない。正直に言うと、この手の犬種を飼うなら、そういう反応もひっくるめて覚悟して飼うべきだと思ってる。

怖がられること自体を「ゼロにしよう」とするんじゃなくて、怖がられても仕方ない見た目だという自覚を持った上で、批判や視線もひっくるめて胸を張って過ごしていく。俺はそのスタンスでベルと歩いてる。

ドーベルマンという犬種自体、もともと人を怖がらせるために作られた犬種だ。ドイツのアポルダという街で、治安を守るために生まれた背景がある(この話は前に書いた記事でも触れてる)。だから「怖そう」に見えるのは、ある意味この犬種が背負ってきた役目そのものでもある。それを今更「怖がらせないでください」と言う方が、たぶん筋が違う。

覚悟の中身は、開き直りとは違う

誤解されたくないんだけど、「覚悟して飼う」というのは開き直って何をしてもいいという意味じゃない。躾を入れる、リードをしっかり持つ、人が多い場所での距離感に気を配る。そういう最低限のマナーは飼い主の責任として当然やる。その上で、それでも見た目だけで避けられたり嫌な顔をされたりすることは起きる、という現実を受け入れる、という話だ。

マナーを尽くした上でなお向けられる視線に、いちいち傷ついて犬種のせいにしてもしょうがない。そこは飼い主が引き受ける部分だと俺は思ってる。

ベルと歩く毎日

ベルと散歩してると、すれ違う人の反応は本当にいろいろだ。目が合っただけで固まる人もいれば、逆に「かっこいいですね」と声をかけてくれる人もいる。その反応の差自体は、もうコントロールできるものじゃない。

強面の犬種を選んだ時点で、そういう反応とセットで生きていくことになる。それを分かった上で、それでもこの犬種と暮らしたいと思ったから、俺は今ベルと一緒にいる。怖がられることも含めて、この顔が好きだから選んだ。それでいいと思ってる。


ベルの日常はYouTubeチャンネル「狂犬の正体」でも紹介してる。よかったら覗いてみてほしい。他の記事はkyokench.comのトップページから。

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